■ エアクリ交換(毒キノコ -> 純正)

毒キノコにしたはいいけど、エンジンルーム内の熱気をモロに吸ってしまうその構造上、夏場、とくに渋滞時にはかなりのパワーダウン。っていうかかなり調子悪い。やっぱ夏場は純正でしょう。

なんつうかこう、かっこいいんだけどエンジンルーム内の熱気を吸っちゃってもう僕ダメっすって感じ。
やっぱ夏場は純正だ!

まずはキノコを取り去ろう。
付けるときとは違い、付いている物を何も考えずにバカスカ外していけばいいので楽。
まずはインマニ側から外していく。
ネジを緩めて結束金具をフリーにしておく。

吸気温センサーも外す。

ここの結束金具までフリーにしたら、基本的にキノコは宙ぶらりん。
手で引っ張ればスポンと抜ける。

ほれこの通り。

この調子でインマニ側も抜いてしまう。
熱でゴムが固着している場合はマイナスドライバー等をパイプとゴムの間に突っ込んで、ちょっとこじってあげればOK。

キノコをボディに固定する「Y」っぽい形の金具を取り去る。
これでキノコ完全撤去。
いよいよ純正エアクリボックスの設置です。

設置前に、どんな感じで設置されるかのイメージを掴んでおきましょう。
だいたいこんな格好でエンジンルーム内に収容されます。
イメージトレーニングが済んだら、作業開始。

まずはエアダクトの設置から。
何にも固定されていないので、ボディに開いている穴に従ってスポンとはめ込むだけ。
入りにくい時は、バッテリーをちょっとずらしてはめ込み、バッテリーで挟み込んで固定するようにすると良い。

次にエアクリボックスの下半分をはめ込む。ボックスに開いた穴にエアダクトを突っ込っんでグリグリやるとこんな感じで収まる。
細かい位置あわせは、ボックスの底に開いた3つのネジ穴からボディ側のネジ穴が見えればOK。

位置あわせが済んだらボルトでボックス下部をボディに固定。3カ所。
固定したらボックスにエアクリーナーをはめ込む。

次にエアクリボックスの上半分を乗っける。
エアクリーナーをボックスの上半分と下半分で挟み込む形。
乗っけたら、4隅にある止め金具でパチパチ止めていけば上下合体完了。
ずれて固定されないように、ちょっと揺すりながら固定していこう。
上下の合体が完了したら、インマニから来ているゴムパイプをボックス上半分の穴にはめ込み、結束金具をネジ止め固定。
これでエアクリボックスそのものの固定は完了。
あとはセンサー類の装着。

順番はどっちでもいいんですが、目に付くところでACV(無負荷回転数制御装置)コネクタを繋げます。
端子をヤスリで磨いてみたり、CRC556を吹き付ける等すれば、なお良いでしょう。

黒いプラスチック製の吸気温センサーを装着します。
無い人は気にせず次いっちゃってください。
たぶん4A-GZ系の吸気温センサーはこの場所にはないはず...

エアクリボックスから出ている黒いチューブを、インマニのこの位置に接続します。
純正だと黒いゴムチューブでパイプ同士を繋ぐんですが、とりあえず空気が流れればなんでもいいんです。
私はキノコ化した段階でこの連結チューブをなくしちゃったんで、ホームセンターに行って穴直径6mmの耐熱性チューブを買ってきてそいつで連結してます。
1m単位でしか売ってくれなかったので、あと95cmほど余ってます。とほ。
ブレーキフルードのエア抜きにでも使おう。

ほい、完成図。

最後にアイドリング回転数の調整を行います。
暖気が完了して、かつ、ラジエータファンが回っていない時のアイドリング回転数が、750〜850rpmになるよう、ここにあるネジを回して調整します。
この調整を忘れると、妙にアイドリングの高い車になってしまいます。
実害は無いっちゃぁ無いんですが、ガソリンもったいないよね。

アイドリングの調整が済んだら、近所を軽く試験走行。
エア噛みしていないか、アイドリングが安定しているか、また、クラッチを切ってアクセルをオフにしたときにちゃんと750〜850rpmの間で回転は落ち着いているかを確認。
問題がなければ工具を片づけて、手を洗って、汗を拭いて、シャワーを浴びて、作業終了。


北の大地をほぼノンストップで駆け回る車ならいざ知らず、都会の渋滞だらけ+信号だらけの道でストップ&ゴーを繰り返す車なら、やっぱ純正が調子いいっすよ。特に夏はね。


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